好太王碑(広開土王碑)拓本
高句麗の旧都輯安(現在の中国吉林省集安県)にある、東アジア最大の石碑(高さ6.2m、幅2m)。高句麗19代王の好太王(374~412)の王陵の脇に立てられ、王の生涯などが記録されている。古代東アジアを研究する上で、避けて通ることのできない重要な史料である。寺内文庫本の重要性については、武田幸男「寺内文庫蔵「広開土王碑」拓本の研究―【C1-2型】類型・甲乙二拓本の場合―」(『山口県立大学国際文化学部紀要』12、2019年)を参照。なお寺内文庫には2種の拓本が所蔵されるが、同種の史料を複数集めることは寺内の蔵書蒐集方針と齟齬するように思われるので、このうちの一方については、彼の没後、寺内文庫の正式開庫に先立ち関係者から寄贈されたものである可能性も想定される。
 
 
寸法(国守進編『桜圃寺内文庫の研究』同人、1976年)
1面:縦540×140センチ
2面:縦540×130センチ
3面:縦540×176センチ
4面:縦540×130センチ

1面(表)

1面(裏)

2面(表)

2面(裏)

3面(表)

3面(裏)

4面(表)

4面(裏)